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ネコ・サソリの独り言サイト

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北米のエリート学校

新井理恵先生の漫画、「うまんが」に出てきたし、ほかの著者の作品にも見れる私の母校について。「とにかく頭の良い人しか入れない」というのが、日本人の印象らしい。

たしかに、アメリカではSAT(Standard Aptitude Test)ACTでよい点さえ取れば方々へ入学できるし、AP(Advanced Placement)の試験で優秀な成績を得れば学年もスキップできることが多い。カナダでは高校での成績表や、大学が行う高校生用の理数系コンテストの成績などで競争率の高い学部へ進んでゆけるかどうかが決まる。

しかし、いわゆる私立校、リサーチを重んじてる大きな大学やアイビー・リーグなどでは、ただ成績が良いだけでは入学できない。まず、出身校のレベルをOBやOGが極めてる。そして、部活のリストなども厳しくチェックがある。つまりカマボコ(って死語だろうなあ)では入れないのだ。文武両道だという事が証明できなければいけない。

そして、紹介状も最低二年教えてもらった教諭から必要だ。先生の手紙を書く能力や生徒への入れ込みのレベルも大切とされる。それがすべてそろって、初めて面接があるのだ。

面接は、まずグループで招かれ、ディスカッション系な会話があるところもあるし、時下に一対一のインタビューなところも多い。相手はOBで、まだ大学とかかわりのある人だけど受験生の住んでる地域で生活してる人が多い。まあ田舎だったら一番近い町とかに行かなければいけないだろう。そこではまるで就職するときと似たような質問に答える。約45分くらいの面接なので、例えば音楽の実力デモとか自己アピールできるなら何でも可。

なので、普通レベルの高校でも、有名校でもたとえ首席だったからってそういう私立校へ受け入れられるかどうかはまったく別な話だし、その反面Well-rounded(いろいろと能力があるしバランス取れた充実した高校生活を送ってきた人)なら、成績はまあまあでも、求められる事があるのだ。

しかも大金の授業料な割りに、入学できればあとFinancial Aidでなんとか学費はなるものなのだ。それもよく海外の人に誤解されてる気がするんだが、実力さえあれば、奨学金やグラント、ローンでカバーできない分は補える。

受かった当時、クラスメートにひがまれたのを思い出す。よく聞いた言葉は、「マイノリティだから受かったんでしょ?」だったが、実はむしろ白人の方が数少なかった。東洋系が一番多かったし、国外だったけどインターナショナルな生徒は入学生のうち二割くらいはしめていた。

ところで私の母校はアイビーと異なる部分は二つある。ひとつは、親戚がOB・OGだからって、入学条件を左右しないという事と、Honarary Degreeは一度も誰にも出していないのだ。真のアイビー・リーグの学校は八校しかないです。


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